父親がもうすぐ定年退職を迎える為、シニア派遣に興味を持った楓ちゃん。ここでは50代や60代以降のシニア派遣がどのようなものかについて一緒に見ていきましょう。また「シニア派遣にはどのような仕事があるのか」「シニア派遣をするためにはどのような派遣会社を選べばいいのか」についても解説致します。
お父さん「定年退職後の仕事先が無い」って嘆いてたな。
派遣とかって定年後も働けるのかなぁ?
60歳まで働いたのに、まだ働きたいのかよ!?
家にいても暇だから、動いてたいみたいなのよ
派遣は定年退職した人でも働くことができるよ。
昨今ではシニア派遣という言葉もあるくらいだからね。
シニア派遣?それってなんですか?
シニア派遣とは?「シニア派遣」という言葉は、各派遣会社や個人差によって色んな意味があるんだ。
まず今説明したように定年退職した人を派遣するというのが狭い定義のシニア派遣だね。
広い定義では50代以上の人を派遣することを指す場合もあるよ。どちらかといえばこちらが一般的だね。
また20代・30代が派遣のメイン層であることから、それより上の年齢を全てシニア派遣という場合もあるし、(40代をミドルと言う場合もある)経験豊富なベテランを派遣するというニュアンスの場合もあるんだ。
ここでは50代以上や定年退職した人の派遣をシニアとして、シニア派遣について話を進めていくね。
派遣の場合そもそも定年退職という概念がないから、60歳を超えても働くことができるし、正社員よりは採用される可能性が高いから派遣を選ぶ人は多いんだ。
自分に合わせた働き方もできるし、期間が終了すれば辞めることもできるから、シニア派遣が注目されているんだね。
大手派遣会社のシニア求人とシニア専門のシニア派遣
シニア派遣は何処で求人を探せばいいんだ?
大手派遣会社にもシニア求人はあるし、シニア派遣を専門とした派遣会社もあるよ。
シニア専門のシニア派遣会社派遣会社の中には、シニアのみを対象としたシニア派遣会社があり、そこで求人を探すことが可能だよ。
シニア専門の派遣会社を選ぶメリットは、シニアの人達に慣れている社員が多い為、年齢のトラブルになりにくいことだね。
またシニアの人たちを受け入れている職場のみを紹介してくれるから、競争率もそれ程高くないというメリットがあるよ。
ただしシニア専門の派遣会社は規模が小さい会社がとても多く、信頼性に欠ける会社も少なくはないのがデメリットだね。
規模が小さいということは労働者に対するサービスも手が回っていない可能性が高いから、大手派遣会社の方が優れている面も多いんだね。
実際テンプスタッフなど大手派遣会社の方が、社員の仕事量や求人の量が圧倒的だし、余計なトラブルも起こらないからおすすめだよ。
どちらにせよシニアの人が選べる求人はそれ程多くはないから、大手とシニア専門の派遣会社両方に登録して、使い分けるのが賢い利用法だね。
シニア派遣の仕事内容
シニアの人ができる派遣の仕事はどんなのがあるんですか?
少数だけど経験者の技術者、総務、経理、営業などかな。
あとは軽作業・コールセンター・データ入力など未経験でも就きやすい仕事が大半かな。
シニア派遣の職種・業務内容50代以上のキャリアのある人なら、技術者や熟練の総務担当、経理、人脈重視の営業などの仕事がシニア派遣では可能だよ。
そういった経験がない場合は「軽作業」「コールセンター」「データ入力」など、未経験の人でも始められる仕事が選択できるよ。
稀に「マンション管理スタッフ」のような施設を管理する仕事もシニア限定で募集していることがあるから、管理をしたい人は求人をよく見ておこう。
シニア歓迎とシニア限定の求人
じゃあシニア派遣って、シニア限定で募集しているわけじゃないのか?
たまに「シニア限定」がある程度で、どちらかと言えば「シニア歓迎」の求人が多いのが現状だね。
シニアも可の求人が多いたまに「20年以上の経験が必要」と言ったシニア限定の求人や、さっき話したマンション管理人のようなシニア限定の求人もあるんだけど、どちらかというと「シニアも可」としている求人が多いんだ。
当然、シニア限定の求人の方が競争率は低いから、応募条件があるならそちらがおすすめだよ。
シニア歓迎は、過去にシニアの人を雇用しており、すでにシニア活躍中の職場ということだね。
必ずしもシニアの人を希望しているわけではないけど、働く土壌はできているから、応募してみる価値は十分にあるよ。
さっき挙げた軽作業・コールセンター・データ入力等は不採用になることもほとんどないからね。