派遣の基本知識

紹介予定派遣のメリット・デメリット。直接雇用率は54%の確率

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紹介予定派遣という働き方がどのような働き方か分からない楓ちゃん。今回は、「紹介予定派遣とはどのような働き方なのか」「紹介予定派遣のメリットとデメリット」「紹介予定派遣の実態」について一緒に学んでいきましょう。

楓

うーん、わからないなー

さとる
さとる

どうしたんだよ楓

楓

前に平子先生に「紹介予定派遣」って言葉教えてもらったじゃない?普通の派遣との違いがわからないのよね

平子先生
平子

紹介予定派遣は、直接雇用前提の派遣制度なんだよ

楓

あ、平子先生!「直接雇用前提」って正社員になれるってことですか?

平子先生
平子

派遣先企業の社員になれるってことだね。じゃあ復習も兼ねて質問だけど、一般的な派遣はどういうものか覚えてる?

楓

派遣会社と契約を結んで、派遣先へ派遣されるんですよね。派遣先企業とは雇用関係がないっていう

平子先生
平子

その通り

一般的な派遣について派遣とは正社員やアルバイト、パートとは違う雇用形態の働き方なんだ。

 

派遣社員は派遣先の企業に直接雇われるわけではないので、直接雇用契約は結ばないんだ。派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社の社員として、派遣先企業で勤務することになるんだよ。

 

企業と直接契約を結ばないのが、派遣の特徴であり、正社員やアルバイトとは違う点だね。

紹介予定派遣と一般的な派遣との違い

平子先生
平子

対して紹介予定派遣は、派遣先に直接雇用されることを前提とした上で、まずは一定期間派遣社員として勤務する制度のことを言うんだ。

さとる
さとる

お試し期間みたいなもんか?

平子先生
平子

それに近い認識だね。一般的な派遣との違いは大きく分けて以下の3つあるんだ

紹介予定派遣が一般派遣と違う点
 

  1. 派遣期間は最長で6ヶ月
  2. 事前特定が可能
  3. 契約途中での雇用

紹介予定派遣の派遣期間について

楓

紹介予定派遣は期間が定まっているんですか?

平子先生
平子

うん、直接雇用前提だから更新という概念はないし、最長で6ヶ月って決まってるんだよ

派遣期間は最長6ヶ月一般的な派遣と違う1つ目は、派遣期間の上限だね。

 

一般的な派遣で就業する場合、派遣期間は一定期間ごとに更新、もしくは満了だったよね?これは最大で3年間、同じ企業に勤務することができるんだ。

 

対して、紹介予定派遣の期間は最長で6ヶ月と定められている。そして、派遣期間の終了時に企業側は直接雇用するかしないかの判断を行う必要があるんだよ。

 

いわば、6ヶ月は試用期間として働くという考え方だね。

 

ちなみに紹介予定派遣で就業した場合、6ヶ月経過後に直接雇用をせずに一般的な派遣社員として勤務し続けることはできないから、雇用されるか、違う職場に変わるかどちらかになるということだね。

事前特定が可能

さとる
さとる

事前特定ってなんだ?

平子先生
平子

前に派遣先は派遣労働者を選考してはいけないって言ったでしょ?

楓
平子先生
平子

ただ紹介予定派遣の場合は、それらが許可されているんだよ

紹介予定派遣には選考がある派遣法には、事前特定(事前面接)を違反とする文言があるんだ。つまり事前に派遣先企業が労働者を特定するような行為を、基本的には禁止しているから、就業する前に面接を行うことはないんだ。

 

ただその例外が紹介予定派遣で、紹介予定派遣では特定行為が許可されているんだ。

 

つまり、事前面接や履歴書の送付、試験が行われることもあるんだよ。

 

紹介予定派遣の場合、派遣期間終了後に派遣先企業に直接雇用されることが前提だから、企業としてもどんな人物かを知っておきたいのは当然だしね。

 

ただし特定が何でも許されるというわけではない。

 

事前特定を行った結果、性別や容姿、年齢などで採用するかどうかを決めるというような差別的な扱いは認められていない。

 

ただ女性限定というような案件や、年齢の上限がある場合も散見されているのが実態だけどね。

契約途中での雇用もある

楓

契約期間中に直接雇用もありえるんですか?途中で打ち切っちゃうわけ?

平子先生
平子

そう、紹介予定派遣はある程度自由がきくんだよ

紹介予定派遣中の直接雇用も可一般的な派遣では、派遣社員は派遣会社の社員であるため、企業側が直接雇用したいと思っても、最初に契約した派遣期間内に雇用契約を結ぶことはできないんだ。

 

つまり派遣先・労働者ともに好意を示していても派遣期間中は絶対に結ばれることはないんだよ。

 

ただ紹介予定派遣なら、最初から直接雇用が前提となっているから、双方の合意さえあれば、派遣期間内でも直接雇用することができるんだ。

紹介予定派遣のメリットとデメリット

楓

でも社員前提なら最初から正社員として就活した方がいいですよね?紹介予定派遣のメリットってあるんですか?

平子先生
平子

一番大きなメリットは就業体験ができるという点だね。実際に働くわけだから職場の雰囲気もつかめるし、なにより正社員としてはハードルが高い企業にも派遣としてなら働ける可能性があるのはメリットの1つだよ。

紹介予定派遣のメリット紹介予定派遣の大きなメリットは、正式に入社する前に就業体験ができるという点だね。

 

通常は、実際に働いてみてから入社するかどうか決めるということはほとんどできないけど、紹介予定派遣だったら最長6ヶ月間の試用期間があるから、実際に働きながら、会社の雰囲気や勤務内容を見定めることができるんだ。

 

そうすることによって、入社後すぐにやめてしまうというリスクを回避することもできるよ。

 

ほかにも就業時や離職時において、派遣会社のサポートが受けられるという点もメリットの1つだね。

 

企業との労働条件の交渉も派遣会社が行ってくれるし、もし派遣先の企業と相性が合わなかった場合や直接雇用にいたらなかった場合も、次の就職先を自分で探さずにすむからね。

 

何より正社員になることができる可能性があるという点が、一番のメリットだね。

紹介予定派遣のメリット
 

  1. 就業体験ができる
  2. ミスマッチの回避
  3. 正社員に比べると仕事に就きやすい
  4. 仕事紹介から就業、条件交渉まで派遣会社にサポートを受けられる
さとる
さとる

紹介予定派遣キテるじゃん!デメリット一切なしだな!

平子先生
平子

ただし、紹介予定派遣はあくまで「直接雇用」ってことは頭に入れておいてね。正社員前提と勘違いしてる人も多いけど、あくまで直接雇用前提だからね。

紹介予定派遣のデメリット紹介予定派遣のデメリットは、直接雇用イコール正社員としての雇用ではない、という点だね。

 

派遣期間終了時に直接雇用することを前提としてはいるけど、必ずしも正社員として雇用されるわけではないんだ。

 

正社員と契約社員ではもちろん給与や待遇に差があるから、直接雇用条件を派遣先の企業や派遣会社にしっかり確認する必要があるね。

 

それから、派遣会社を通した就職活動は、派遣会社に依頼した企業しか選択肢に入らないという点もデメリットの1つだね。

紹介予定派遣の実態

楓

でも正社員ではないかもしれないけど、紹介予定派遣ならほぼ直接雇用はされるんだし良いかもね。

平子先生
平子

いや、実際に雇用されている人は半数にすぎないのが実情なんだ

さとる
さとる

え!?半分は落とされてんの?

 

紹介予定派遣で実際直接雇用された人は半数紹介予定派遣制度で派遣先企業で就業したものの、最長6ヶ月の試用期間を経て、直接雇用が成立したのは約半数というのが現実なんだ。

 

厚生労働省が発表している資料によると、平成27年度の労働者派遣事業報告書の集計結果では、派遣された労働者数が48,124人、直接雇用された労働者数が26,351人と掲載されている。

 

つまり確立を計算すると、約54%。しかもこれは正社員雇用だけではなく、契約社員などの非正規雇用も含めた数字となっているから、正社員として雇用された人はもう少し少ないと考えておこう。

紹介予定派遣を受けたいと思ったら

楓

紹介予定派遣として働きたい場合はどうしたらいいんですか?

平子先生
平子

派遣会社に登録したら紹介予定派遣に申し込むことができるよ

紹介予定派遣の申し込み紹介予定派遣の場合は、一般的な採用試験とは違い、その時点では直接雇用するまでのレベルに達していなくても採用の可能性があるんだ。

 

一旦就業してもらい、働きぶりをみてから企業側が判断できるからね。

 

もし紹介予定派遣を希望するなら、まずは派遣会社に登録しスタッフにその意思を伝えよう。面接の際は、必ず派遣先の企業のホームページなどをチェックして、業務内容の把握するなど企業理解に努めておくことも重要だよ。

 

冒頭でも話した通り事前面接もあるから、職務経歴や志望動機についてもしっかり固めておこうね。

 

転職や退職の理由についてなど、答えにくい質問を投げかけられた時は、差支えない範囲で正直に答え、あわせて、これまでとは違うという意気込みをみせると良いよ。

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