派遣の「営業」の仕事に興味を持ったさとる君。ここでは「派遣の営業」はどのような仕事をするのかを見ていきましょう。また営業の平均時給や働き方、必要なスキルや営業を選択するメリット・デメリットについてもお話させていただきます。
派遣の営業はどんな仕事?ルート営業・ラウンダー営業・MRとは
派遣の営業の種類派遣の営業で最も多いのが「ルート営業」「ラウンダー営業」だよ。
ルート営業はすでに取引がある会社に対して、商品を追加してもらったり、問題が起こった時に話を聞きに行ったりとアフターフォローをする仕事だね。
ラウンダー営業の場合はすでに取引がある販売店に対して営業をかける仕事だね。
例えば服屋で考えてみよう。
たくさんのブランドの服を売っており、自社のブランドの服も売ってもらっている販売店に巡回して、PR活動をしたり、自社商品の棚の陳列方法を考えたり、もっと売れるようスペースをもらったり、チラシを置いてもらったりと営業をかけるのがラウンダー営業なんだ。
専門的な言葉で言うと、ルート営業は「BtoB」の会社に、ラウンダー営業は「BtoC」の店に営業をかけることだね。
派遣の営業の大半は取引先だから安心して営業できるんだね。
もう1つ派遣でよくある営業にMRというものもあるよ。
MRは簡単に言うと製薬会社の営業マン。製薬会社に所属して病院の医師や薬剤師の方に、医療用医薬品の品質・有効性・安全性に関する情報をPRする仕事なんだ。
これも派遣に多い営業だよ。
派遣の営業の日課とノルマ
派遣の営業のノルマ派遣の営業でもノルマがある会社は多いね。
よくあるのが、自分の担当顧客が30社あり、30社を週に1回訪問するという訪問ノルマ。
そこから更に30社に対して新製品のチラシを渡すノルマ、追加オーダーをもらうノルマ、金額のノルマなど派遣先の会社によって変わるんだよ。
勿論成果が高ければ喜ばれるけど、成果が低いからといって次回の契約更新を拒否されるようなことはあまり無いから安心していいよ。
派遣で営業を雇う会社はマニュアル化をしっかりしており、誰がやってもそこそこの数字を上げれる仕組み作りがされていることが多いから働きやすいんだ。
営業の派遣時給は1400〜1700円前後

事務が平均1200~1500円なのに対して、営業の時給平均は1300~1700円だから高い方だね。
外に出て歩くから体が大変なこと。売上を作るプレッシャーがあること。
またクレームを受けたり、値下げ交渉を受けたりと色んなプレッシャーがあるから高めに設定されているんだ。
営業の労働時間と残業
営業の労働時間・休日・残業派遣の営業は週5日の9:00〜17:00フルタイムが一般的な働き方。
ただ週4日以内の営業もあるし、6時間以内の仕事も意外と多いんだ。
女の人で日中は保育園に子供を預け、その時間帯に営業活動をするという働き方も意外と多く、選びやすい傾向にあるんだよ。
また残業は全くない会社もあるし、少なめの会社はかなり多いね。
仕事内容が多少しんどい分、時給もいいし働きやすい環境なんだね。
派遣の営業は未経験だと厳しい 年齢と資格について
未経験からの営業と年齢・資格について「未経験歓迎」で募集している会社はかなり多いんだけど、人気のある会社だと経験者の方が優遇されるから、少々厳しいのが現状だね。
お客様相手だから失礼なことをされトラブルになると困るし、冒頭でも話た通り数回で独り立ちをしてほしいから、経験者や即戦力となる人材を求める傾向にあるんだ。
未経験でもOKだけど、最低限、変なことはしないという安心感は必要だね。
ただ事務に比べると営業は嫌われがちだから、少しでも経験があれば競争率も低いし穴場だよ。
資格も特に必要なくて、スキルは対人折衝やスケジュール調整ができれば問題なし。
数字があげられれば50歳くらいまで可能な仕事だよ。
高時給で働きたい人・売上を上げることに関心がある人に営業はおすすめ
派遣で営業を選ぶメリット
- 短時間でもできる
- 正社員に比べて難しい交渉はない
- 営業職のキャリアが活かせる
- 部屋にこもって仕事をするのが苦手な人におすすめ
- 平均時給が高い
派遣で営業を選ぶデメリット
- 外を歩く・日に焼ける
- クレームなど、イヤな折衝もする必要がある
- ノルマのプレッシャー
- 事務に比べると仕事が定型化されていないので自分で考える必要がある