派遣先での職場見学・顔合わせは何をするの？１日の流れ

派遣先での『顔合わせ・職場見学』が目前に迫った楓ちゃん。しかし初めて参加するため不安な様子です。

この記事では「顔合わせの一日の流れ」「顔合わせにかかる所用時間」「顔合わせ後の結果待ち」について、一緒に勉強していきましょう。

顔合わせの所要時間について職場見学にかかる時間は、派遣先の企業によってそれぞれ。

職場見学は一切なく、面談のみで１５分で済んでしまうこともあれば、社内を案内しながら、丁寧に仕事や職場の説明をしてくれる派遣先企業もある。

このような場合は１時間以上かかることもあるね。余裕をもって３〜４時間程度は空けておこう。

担当スタッフとの打ち合わせ当日は派遣先近くのファミレスやコンビニで、派遣会社の担当スタッフと待ち合わせるところからはじまるんだ。

派遣の顔合わせと不採用。落ちない為にできる対策でも話したけど、顔合わせは事実上面接と変わらないから、ここで簡単な打ち合わせを行うんだよ。

打ち合わせ時に、顔合わせに際しての諸注意や、派遣先企業についての説明が行われることも多いね。

この時、就業するにあたっての希望条件や、休暇などの希望待遇について聞かれることもあるよ。

時間が限られている時は、移動中に簡単な打ち合わせだけってこともあるけど、待ち合わせ場所には時間に余裕をもって集まるようにしよう。

顔合わせの目的さとる君たち派遣スタッフが、その派遣先で働くかどうかを決める為の下見として行われるのが顔合わせであり、本来の目的なんだ。

顔合わせは強制されるものではないんだね。

ただしそれは名目上の話で、実際は面接を目的としているケースが多いんだよ。

①『自己紹介や職務経歴の説明』

②『派遣先から業務説明』

③『質問タイム』

④『職場見学』（場合によっては）

という流れで進むよ。

詳しくは派遣先面接は禁止？顔合わせ・職場見学と落ちる確率も参考にしてね。

顔合わせの流れお互いに挨拶を済ませたら、はじめに派遣会社の営業担当者が派遣スタッフの経歴や資格を簡単に説明してくれるんだ。

派遣会社によっては、スキルシート（労働者のスキルやキャリアが記された書類。派遣会社が前もって制作している）を見ながら、スタッフ自身が自己紹介をしないといけない場合もあるから、簡潔に説明できるように準備しておこう。

自己紹介が終わったら、今度は派遣先の企業から職務内容の説明が行われるよ。

「一日の仕事がどのような流れで行われるか」とか、「どんなスキルが必要か」とか、仕事の進め方や方針を教えてもらうんだ。

お互いに一通りの紹介・説明が済むと、次に派遣先企業から派遣社員に向けての質問タイムが始まる。

顔合わせでよく聞かれる質問としては、「職務経歴について」「スキルや資格」についてが一般的だね。

他にも、「勤務の開始可能時期」や「残業が可能か」について聞かれることもあるよ。職種によっては休みが変則的になったり、土日に休めないこともあるから、その確認が行われることも多いんだ。

顔合わせでお互いの希望条件やスキルの確認作業が行われるんだ。

スキルやキャリアがあればアピール自己紹介では自分の名前をフルネームで名乗り、年齢を付け足して、「本日はお忙しい中お時間を頂きありがとうございます。よろしくお願いします」と元気よく挨拶しよう。

※ちなみに派遣は人物を特定する行為が禁止されているから、名前や年齢などを派遣先から聞かれることは基本的にないよ。ただ、こちらから名乗る分には問題ないし、これからお世話になるんだから、差し障りがなければ名前や年齢はしっかり伝えよう。

また職歴の中に派遣先企業と関連するようなものがあれば、その経験を話してアピールすると好印象が与えられるよ。

選考中も他の企業へエントリーする顔合わせが終わって選考段階に入ると、「他の企業へのエントリーを控えてください」と派遣会社から促されるケースは多い。

ただ、最終的に採用されるかも分からないのに、待つだけというのは時間の無駄。

だから選考期間中も他の企業を探したりエントリーするのをオススメするよ。

また、いい加減な派遣先だと一向に結果を連絡してこないケースもあるんだ。顔合わせが終わった帰り道にでも、結果がいつ分かるか派遣会社の営業担当者に確認しておこう。

顔合わせ時点では、派遣会社と労働者の雇用関係はまだ結ばれていないから、他人任せでなく自分で積極的に動く心がけが必要だよ。