派遣の契約更新を断る場合　更新しない時の言い訳・理由

「今の派遣先のまま、契約を更新しませんか？」と派遣会社に尋ねられた楓ちゃん。

しかし時給に満足しておらず、業務内容も希望とは違ったため、契約延長を辞退したいと考えています。

この記事では「契約更新を拒否する場合の対応」「断る時の言い訳・円満理由」を一緒に見ていきましょう。

１ヶ月前には意思表示をはじめに、派遣会社から派遣先へ更新の確認を行う。

そして派遣会社から労働者への確認が、１ヶ月半くらい前に行われるんだ。

これは派遣に限らずで、有期雇用の雇用契約を終了する時は、１ヶ月以上前に伝えなければダメっていう決まりがあるからなんだ。

確認が入ったら、すぐに返事をするのが普通だけど、保留も可能だよ。

保留したら、「１ヶ月前まで（あるいは○○日までに）に返事をお願いします」と派遣会社が期限を指定してくれるから、それまでにしっかり考えて答えを出そう。

「○○日までに返事を頂けない場合は、更新辞退（もしくは更新継続）とみなしてよいですか？」という形で、了承をとられるケースもあるよ。

この場合、期限までに返事しないと、自動的に更新辞退（更新継続）になるから注意が必要だよ。

ちなみに法律的な話だと、労働者の契約更新の意思表示期限に罰則はない。つまり派遣終了の１日前まで返事を保留しても、問題はないんだ。

ただ現実的には待ってもらえないし、トラブルになることも多い。

だから１ヶ月前までに答えを出し派遣会社に伝えるよう心がけてね。

退職理由は７つに絞られる今話した「結婚・出産」「両親の介護」「転職先が決まった」「旦那の転勤」「やりたいことが見つかった」「実家を継ぐ」「勉強のため」は、正社員が退職する時にも使われる常套句。

本音を言えば「給料が低い」とか「拘束時間が長い」とか「職場環境が嫌だ」とか「やり甲斐がない」とか色々出てくるんだけど、円満退職を目指したいなら、会社に対するネガティブな意見や批判は避けるのが一般的。

つまり円満に「辞める」ためには、今挙げた７つのどれかに当てはまるので、理由や言い訳を、あれこれ考えても意味がない。

ここからどれかを選ぼう。もちろん嘘は禁物だよ。

ただし派遣の場合、派遣先は辞めたくても、派遣会社はそのまま継続して利用したいってことはあるよね？

そんな時は派遣会社に対しては本音で話すのも悪くないよ。

更新辞退後、仕事紹介が消極的に派遣会社からすれば、せっかく派遣先が更新をしてくれたのに辞退するスタッフは困りものというのが本音なんだ。

３ヶ月区切りの派遣だとしても、派遣先は仕事を覚えてもらおうと教育をする。なのに、せっかく仕事を覚えた人に辞められると、また新しい人に１から教えることになるし、損害も大きい。

もちろん１人くらいなら問題ないけど、これが続くと派遣会社としても面目が立たなくなるんだ。

だから更新辞退する人を紹介するのは不安だし、消極的になる可能性も高いんだよ。

その人の能力やスキルにもよるし、ひどい職場だったのなら仕方がないケースもあるけど、こういう事実があることも頭に入れておこう。

どうしても辞めたい時は１工夫を「職場が合わない」とか「仕事が嫌」とか伝えると、派遣会社の人間から見ると印象が悪くなる。

でも少しでも具体的に「職場に高圧的な社員がいた」とか「本来のマニュアルと全然違う」とか「自分のやり方を押し付けてくる」とか言われたら、派遣先に問題があったのかもしれないと考えるんだ。

小手先と思うかもしれないけど、このように具体例をもって表現するだけでも受けは変わってくるよ。

嘘はダメだけど、「自分中心的な理由」や「社会人としてその理由はどうなんだろう？」というのは極力避けよう。

一番効果的なのは、更新の意思確認時にいきなり言うのではなく、予め「○○で困っている」と伝えておくことだね。

こうすれば契約更新の話自体をなくすことも可能だしおすすめだよ。