派遣で働き始めてもうすぐ1年の楓ちゃんと、今から派遣を始めるさとる君。
2人とも派遣会社から提示された時給に満足しておらず、「もう少し上げてほしい」と考えています。
この記事では『派遣の時給アップ交渉のコツ』を一緒に見ていきましょう。
コツはタイミングと言い方。派遣会社とスタッフともにWin-Winになるよう心がけましょう。
派遣は交渉次第で時給アップ可能
仕事に不満はないし相場もこれくらいなんだろうけど、、、もう少し時給上がらないかな。
「仕事に不満はないし相場もこれくらいだろうけど、時給上げてください!」って。
時給アップしたいな。
日本人は控えめだから交渉する人が少ない。
ただ交渉して時給が上がった人も、とても多いんだ。
だからできる限り交渉するのがおすすめだね
派遣の時給交渉の相場はいくら?|料金とタイミング
派遣開始時なら100円くらいはアップするかな。
開始前の方が交渉の余地がたくさんあるんだよ。
派遣開始時が交渉のベスト
時給アップに特別な条件はない。
ただ「1年以上勤務している人」や「できることが増えた人」を時給アップの対象と考えている派遣会社は多いんだ。
また時給を上げるのは可能でも下げるのは難しいという理由から、契約更新時より、初めての派遣の方が時給アップ額が高い傾向にあるんだ。
これは1年契約した人の場合、次も更新の可能性が高いから、このタイミングで大幅にアップしてしまうと、どんどん上積みされてしまうから。
そのためどうしてもアップの幅は少額になってしまうんだ。
逆に最初の求人募集時は、派遣会社が余裕をもって時給提示していることが大半なので、かなりの余地があるんだ。
あと派遣先が変わるタイミングも高くなる傾向だね。
ちなみに同じ求人でも派遣会社によって料金のバラツキがあるから、他社の時給を提示して料金を上げてもらう方法もあるよ。
【派遣会社が教える】派遣スタッフが今より良い条件で働く為のウラ技
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時給アップのコツ『成長を示す』|高いスキルはいらない
やっぱり高いスキルがないと無理なのかな。。。
どちらかというと駆け引きや交渉術の方が大事だね。
派遣の時給交渉の例文
交渉時は、こちらの成長を具体的に話すのが一番。
例えばテレアポの仕事なら、以下のように自身の成長ぶりを表現してみよう。
「これまでは30件の電話をかけていたけど、今は倍近くかけることができるようになり大きく成長できました」
例え数で出せなくても
「今までは人に聞きながらしか書類作成ができなかったけど、今は一人で作成できるようになった」
と成長を示せれば問題ないよ。
派遣が満了して派遣先が変わる場合も実績をアピールするのがポイントだよ。
今までの派遣先と同じ時給を提示されたとしたら、
①前の職場で頑張って実績を作ったこと
②前の職場より**の面で大変であること
これらをしっかり説明すれば、時給アップの交渉は可能なんだ。
上手な交渉をする人になろう
人によっては、「今より時給が高い派遣会社があれば、そちらに移ります」と強気に出る人もいるよ。
でも上手い言い方をすれば、ほとんどそんなことは無いよ。
顔合わせも終わり、派遣会社として派遣先に断りにくい状況が整ってから交渉してくる人だね。
こうなるとアップするかは別としても、話を聞かざるをえなくなるんだ。
話が聴きやすい交渉術
- わかりやすく成長を提示してくる人
- 派遣会社が断りづらい状況での交渉
- 派遣会社へアピールしやすいようにまとめている
断わりずらい状況で交渉してくる人には、「やられた」と思いつつも上手いなと感心するよ。
最上級は派遣先にアピールしやすいようにまとめてくれて、派遣先への料金交渉までフォローしてくれる人。
派遣会社からすれば、派遣先が料金を上げてくれさえすれば、スタッフに払う時給はいくら上げても問題ないから、そこまで協力してくれれば、なんとかしてあげたいという気持ちが動くんだ。
上手い時給アップの交渉術
ただし自分の主張だけする人に対しては、「どうぞご辞退ください」とマイナス印象を持つことも多い。
強引な時給交渉は担当者としても嫌だし、派遣先でも変な主張をしてトラブルになる可能性があるからリスキーに感じるんだ。
だから時給アップを狙うなら、上手い交渉ができるようになるのが近道だね。
派遣会社を味方につけよう。時給をアップしてあげたくなる人
さっきも言ったように、派遣会社の懐事情や派遣先との関係性も理解した上で、上手に交渉してくれる人は時給が上がる可能性が高いよ。
①派遣先から派遣会社に時給2,000円支払われている
②そこから派遣スタッフに時給1,300円支払われている
これを時給交渉によって、
①派遣先から派遣会社に時給2,050円支払ってもらう
②そこから派遣スタッフに時給1,330円支払ってもらう
こうすると派遣会社の利益は20円上がるよね?
派遣会社との交渉時に「派遣料金が上がった分を、派遣会社の利益にしてもらってもいいので、少しでも時給が上がるよう交渉して頂きたいです」とお願いすれば、聞く方としても気持ちが良いし、結果的に担当者の成績に繋がるから、なんとかしてみようと思うものなんだ。
勿論このままのセリフを言うスタッフがいたら怖いけど、そういう姿勢が大事ということ。
あくまでWin-Winの交渉を心がけてくれる人がいいんだね。
後は派遣会社の営業担当者も人間だから、純粋に頑張っているスタッフに対しては時給を上げたいと思うし、派遣先と交渉してみようと考えるよ。
人柄も影響するんだね。
交渉はまず営業担当者に
派遣先に言ったりするのは絶対NGだよ。