派遣の顔合わせが目前に迫った楓ちゃんですが、どんな質問をされるか分からないので不安な様子です。
この記事では、派遣の顔合わせで「よく受ける質問」と「質問の回答例」「逆質問」について一緒に見ていきましょう。
就職面接と違って、派遣の顔合わせは質問内容が限られているので対策も簡単です。
派遣の職場見学は営業マン同行なので安心
だから心配無用だよ。
どんな質問されるか予め分からないんですか?
顔合わせ自体については「派遣先での職場見学・顔合わせは何をするの?1日の流れ」を。
採用されるための対策については「派遣の顔合わせと不採用。落ちない為にできる対策」を参考にしてね。
顔合わせ時よく受ける質問と回答例
最低限これだけは抑えておこう。ただし「派遣法で禁止されている質問」をしてくる企業もあるから、注意が必要だよ。
「前職の退職理由」のような、個人情報に関する質問も派遣法で禁止されているんだ。
そのような禁止質問に対しては回答拒否しても構わない。ただ常識的に問題ない範囲なら答える方が無難だね。
以下は禁止されている質問込みの、顔合わせ質問代表例だよ。
顔合わせで受ける質問の代表例
- 「自己紹介をしてください」
- 「職歴を教えてください」
- 「スキルを教えてください」
- 「志望動機を教えてください」
- 「残業の対応可否を教えてください」
- 「いつから就業可能か教えて下さい」
- 「職場までの所用時間を教えてください」
- 「仕事への意気込みを教えてください」
- 「長所短所を教えて下さい」
- 「前職の退職理由を教えて下さい」
自己紹介をして下さい
自己紹介ってどこまで答えればいいんだろ。
以前に派遣先企業と関連する業務を経験しているなら、それを付け加えて自己紹介するのがベストだよ。
名前と業務経験を簡単に述べる顔合わせの面談は、派遣会社が制作したスキルシートを元に行うんだ。(派遣会社のスキルシートの内容。スタッフが確認する方法・できること)
これは事前にメールやFAXで派遣会社から派遣先に送られているから、楓ちゃんがどういう経歴を持つ人物かは、顔合わせ担当者もすでに把握しているんだ。
ただ派遣では特定行為が禁止されているから、スキルシートには名前や住所などの個人情報は伏せられているよ。
だから顔合わせでは個人情報は言わずに、今まで経験した業務やスキルを話すだけでもいい。名前も言いたくなければ言わなくても大丈夫。
でも働くことが決まったら、これからお世話になる仕事先なんだから、名前や年齢くらいは言っておいた方がいいかな。
自己紹介は長くなりすぎないよう簡潔に述べるよう心がけてね。
「25歳。月島楓と申します。以前は事務の業務に携っていました。 本日は時間をいただきありがとうございます。よろしくお願い致します。」
職歴を教えて下さい
もし関連する経験がなかったり、それだけじゃ頼りないと思ったら、他の職歴を簡単に説明しよう。
職務経歴の説明スキルシートには過去に行っていた勤務先の経歴も記されているんだ。もちろん企業名については伏せられているよ。
だから顔合わせでは「事務職と書かれていますが、どのような仕事をされていたんですか?」と質問されることが多い。
自分がやっていた業務内容を簡単に説明できるようにしておこう。
また業績や、取り組んできたことをアピールすると好印象を得られるよ。
「私は2014年に大学を卒業し、新卒で食品会社の事務を担当しておりました。電話応対や伝票管理などの基本業務から、製造の補助や品質管理まで幅広く携わっていました。
今まで紙媒体で保管していたものをデータ管理することにより、スムーズな処理や人為的ミスを防止し、社内の作業効率をUPさせることに成功しました。
御社でも与えられた仕事に柔軟に対応し、その中で成果を発揮できるよう邁進してまいります。」
どちらにせよ派遣先の業務とうまく関連させて話すのがコツだよ。
スキルを教えて下さい
要するに業務を行えるスキルをアピールすればいいんだ。
スキルの説明派遣先の担当者はスキルシートに書かれているスキルや資格について質問してくることがほとんど。
事務職に応募した場合を例にとると、「PCの使用年数」「 使えるソフト」「タイピング速度」の質問を受けるのが一般的かな。
派遣会社や派遣先によっては、「お持ちのスキルについて教えてください」と説明を丸投げされる場合もあるから、どちらにでも対応できるよう、簡潔にスキル説明できる準備をしておこう。
スキルも職歴と同様、派遣先業務と関係のあるスキルが重宝されるから、そこをアピールしてね。
「事務経験は3年あり、「Word」「Excel」「Power Point」などのソフトを使用してきました。
大学では秘書科を選考していたこともあり、電話応対や接客などの業務に関しても、取引先様より褒めていただいたことがあります。
笑顔に自信があり、御社の窓口で花を添えられるよう頑張りたいと思います。」
「何か質問はありますか?」顔合わせでの逆質問と例
「質問はありますか?」って聞かれても、なんて答えていいか分からないんですよ。
なにも無い場合は、「やる気をアピールするには、どんな質問をすればいいか?」で考えるといいよ。
逆質問は興味・関心から面談の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることはよくあるね。
無難な質問としては、「マニュアルはありますか?」とか「業務ではどのようなソフトを使いますか?」とか「就業開始までに勉強しておくことがあれば教えてください」といったものがあるよ。
こういう質問は仕事に対し前向きな姿勢を買われ評価してくれる企業も多い。
もちろん「職場はどのような雰囲気ですか?」とか、「(女性の場合)女性の比率はどのようになっていますか?」等、職場環境の質問でもOK。
気になることがあれば遠慮せずに聞こう!
ただし時給や待遇についてはNG。
派遣社員の給与は、派遣先の企業から支払われるのではなく派遣会社から支払われるんだ。
「待遇」「給与」「残業」「休暇」などについては、派遣会社のスタッフと話そう。
特に質問が無い場合は、無理をして捻りだす必要はないよ。
無理に質問して、派遣先企業のホームページに書いてある内容や、既に説明されたことを聞いてしまう人も少なくないんだけど、「興味ない」とか「話を聞いてない」と思われて印象が悪くなってしまうからね。
何も思い浮かばない場合は、やる気をアピールする為にも下記の「逆質問定番フレーズ」を利用するか、「派遣先の企業で働きたいという意気込み」を話すのがベスト。
逆質問はあくまで自分の興味や関心から考えるようにしよう。
- 「マニュアルはありますか?」
- 「どのようなソフトを使用しますか?」
- 「就業開始までに勉強しておくことがあれば教えてください」
- 「職場はどのような雰囲気ですか?」
- 「女性の比率を教えて下さい」
- 「現場で大切にしていることはなんでしょうか?」
- 「御社が社員に期待していること・求めていることはなんでしょうか?」
- 「1日の仕事の流れを教えていただけますでしょうか?」
- 「○○さんにとって、この仕事のやりがいはなんでしょうか?」
顔合わせはスキルシートを見ながらが多い
営業マンが進行してくれるし、スキルシートを元に進めていくケースが大半だから、気負いせずに取り組もう。
事前にスキルシートを見る
派遣会社営業マンとの打ち合わせ時にスキルシートを読ませてもらうことも可能。
また、どんな意図で書かれているか教えてもらうこともできるし、スキルシートのコピーを貰って、それを元に説明していく場合もあるよ。
質問の回答例や説明の仕方はレクチャーしてくれるから、不安点はすべて営業マンに尋ねよう。
緊張せずにありのままの姿で顔合わせに挑もうね。
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