派遣の基本知識

派遣のマージン率公開義務。マージン比較は意味がない理由

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派遣について調べていると、派遣会社によってマージン率が違うということを知った楓ちゃん。マージン率が高い会社の場合、仲介料を多く取られているので、本来の賃金より少なくなってしまいます。ではマージン率が高い派遣会社は悪質な会社なのでしょうか?ここではマージン率の秘密について一緒に勉強していきましょう。また派遣会社のマージン率公開の義務についても解説いたします。

楓

「派遣会社によってマージン率は違う」か。。。
うーん、そもそもマージンてどういう意味だっけ?

平子先生
平子

派遣会社はどうやって儲けているか分かるかな?

楓

うーん。。。私達を紹介した仲介料ですか?

平子先生
平子

そう。派遣会社は派遣先に労働者を派遣して紹介料を受け取っている。
そこから労働者に対し、手数料を差し引いたものを給料として労働者に渡す。
一般的な会計システムでは、この売上高から原価を引いた粗利益をマージンと言うんだ。
そのマージンで儲けているんだね。

さとる
さとる

要するに俺たちは養分てことだよ。

楓

あんた何聞いてたのよ。。。
じゃあマージンが少ない方が私達はお金たくさん貰えるから良い派遣会社なんですか?

平子先生
平子

それがそうとも限らないんだ。
派遣の場合のマージンはその粗利益から保険料にあてたり、労働者への教育研修費として使用されているんだよ。

派遣のマージン率派遣先から1時間あたりの派遣料金をもらって、そこからスタッフへの時給を引いたものをマージンと呼ぶんだ。これを一般的には売上総利益とも言う。

 

ただ派遣の場合は、売上総利益から社会保険料・雇用保険料、教育研修費などを引いたものが、最終的に本当の派遣会社の取り分になる

 

「マージン=派遣会社の取り分」と思われがちだけど、スタッフにとって必要なお金もマージンには含まれているんだよ。

 

また、マージンが低い会社の方がスタッフの取り分が高くて、一見良いように感じるけど、それは言い換えれば売上高が低いという可能性もあるんだ。つまり派遣先から安い料金しか貰っていないということだね。

 

一つの商品の利益を少なくして大量に売り、全体として利益を上げようとするのを薄利多売というんだけど、そのような会社は、会社としての競争力に欠けているし、とてもじゃないけど良い会社とは呼べないね。

 

だからマージンだけを見て派遣会社の良し悪しは判断できない、マージン率の平均が高い会社の方が良い会社の場合もあるということを頭に入れておいてね。

 

ちなみにマージン率の計算は「(派遣料金の平均)ー(派遣労働者への賃金)÷労働者料金の平均」という式で計算されているよ。

マージンが高い派遣会社
 

派遣先から見たメリット

  1. 営業マンの対応が良い
  2. サービスが手厚い
  3. 会社としての体制が整っている
  4. 遵法意識がしっかりしている

派遣労働者から見たメリット

  1. 営業マンの対応が良い
  2. フォローが手厚い
  3. 福利厚生が手厚い
  4. 教育研修体制がある
さとる
さとる

じゃあ単純にマージンだけが高い、悪質な派遣会社ってのはないのか?

平子先生
平子

一時期そういう会社も増えていたけど、競争に残れず大半は淘汰されているから心配ないよ。
少なくとも大手の派遣会社を選べばそのようなことはないよ。

マージン率の公開義務

楓

そもそも派遣会社のマージン率ってどこかで見れるんですか?

平子先生
平子

各派遣会社のHPやパンフレットに書かれているよ。派遣会社はマージン率を公開する義務があるんだ。

マージン率の公開義務派遣会社には2つの報告が義務つけられているんだ。

 

1つが毎事業年度ごとに「事業報告書」や「収支決算書」を厚生労働大臣に提出すること。

 

もう1つが「派遣労働者の数」「派遣先数」「教育訓練について」「派遣労働の料金の平均額」「派遣労働者への賃金の平均」「マージン率」などを毎事業年度ごとに公開すること

 

これは労働者が不当な扱いを受けていないかを確認する為に設けられているんだよ。

 

マージン率を知りたい場合は、派遣会社のホームページを見てみよう

 

分かりにくい場所に書かれていることが多いから、見つけられないかもしれないけど、グーグルで「派遣会社名 マージン率」と調べたらすぐに見つかるよ。

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マージン率は派遣先、派遣労働者によって変わる

さとる
さとる

でもマージン率低くても良い会社とは限らないんだろ?
じゃあ意味ないし調べなくていいや。

楓

ちょっと!失礼でしょ。せっかく教えてもらったのに

平子先生
平子

でもさとる君の言う通り、マージン率はあくまで平均値だし気にする必要はないよ。
仕事内容によってもマージン率は変わるしね。

楓

え!?マージン率って仕事によって変わるんですか?
派遣会社で固定じゃないんですか?

平子先生
平子

仕事によっても異なるし、派遣先やスタッフによってもマージンは変わるよ

マージン率は派遣先・派遣スタッフによっても変わるマージン率は同じ派遣会社でも職種や派遣先、スタッフによってかなり差があるんだ。

 

例えば、事務系だとマージン率は15~25%くらいに設定されていることが多いんだけど、技術系だと30~最大50%の設定が多く、事務系とは大きな差があるね。

 

また同じ事務系だとしても派遣先によっても差はあるし、派遣先から同じ料金をもらっていたとしても、派遣スタッフへの支払いで差をつける場合もあるんだ。

 

例えば同じ派遣先に2人のスタッフを派遣するとした場合、「派遣先と同業界で10年の経験があるベテラン」と「別業界で2年の実務経験を持つ派遣スタッフ」だったらキャリアで値段に差をつけるのは当然だよね?

 

勿論、後者が派遣先に評価された場合、派遣先に対して料金を上乗せ交渉することもできるから、スタッフの時給を上げることも容易いよ。

 

良いスタッフは取り合いになるから、時給を低くしていると、他社派遣会社に取られてしまう。その為、マージンを低くしてでも囲いたいのが派遣会社の本音なんだ。

 

つまり公開されているマージン率の平均は、労働者の不利にならないよう最低限の保障があるかを確認するものであって、個人個人に当てはまるものではないんだ。

 

あくまで参考程度と考えておこう。


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