仕事紹介の受けるチャンスを少しでも広げるため、経歴を盛って、派遣会社に登録しようと考えたさとる君。
では経歴詐称がバレた場合、どのような処罰が与えられるのでしょうか。
この記事では『派遣と経歴詐称』について一緒に勉強していきましょう。
「経歴やスキルを盛って登録する、メリットとデメリット」「派遣会社に従事する1個人の本音」もお話させていただきます。
ほとんどの場合、経歴詐称は派遣会社にバレる
そもそもイケメンは書いて盛れるもんじゃないでしょ・・・経歴詐称なんて絶対やっちゃ駄目だよ。
前職調査をすることはない派遣会社が派遣スタッフの前職調査をすることは、ほとんど無い。というか、99%は無いのが現状だね。
そもそも1人1人の調査をしているほど、派遣会社も暇ではない。また個人情報保護法が厳しいので、調査する方も情報を提供する方も簡単にはできない。
正社員の中途採用なら『リファレンスチェック=前職の上司や同僚にどのような人物かを調査』することはあるけど、派遣では一切ないんだ。
自分の経歴と違ったことを、つじつまあわせて話すのは案外難しいものなんだ。
- 「働いた年数」
- 「仕事内容」
- 「仕事内容がどのように変わったか」
- 「転職理由」
- 「次の仕事を選んだ理由」
- 「さらにそこを辞めた理由」
など聞いていくと、徐々に整合性が取れなくなって嘘がバレるんだよ。
スキル詐称に関しても同様で、細かく話を聞いていけば嘘をついてることが大体分かるんだ。
派遣登録時の詐称に多い例
短期離職を隠したい自分の経歴では派遣の登録会に落ちるかもしれないという理由で、経歴詐称する人は多いね。
よくあるのが、短期間で仕事を何度も変わっている場合に、「長期予定の仕事を辞めたのではなく、最初から短期の仕事だった」という言い訳。
これも仕事内容を聞けば、長期前提の仕事だったのか短期前提の仕事だったのかすぐに分かるよ。
実は正社員就職なら経歴詐称って気付かれにくいんだ。
採用担当者はその仕事の道のプロであって、他の仕事に関しては素人だからね。
ただ派遣の場合は、色んな場所に色んな人物を紹介しているプロだから、登録に来るスタッフよりも圧倒的に知識が豊富。それを相手に経歴詐称するのはかなり難しいんだよ。
経歴詐称してバレたら罰金や解雇の可能性も
罰金などの刑罰もあるよ
まず経歴詐称は犯罪だと言うこと。これはしっかり覚えておいてね。
ただし刑罰を問われることは少ない。
通常の流れは、下記の順に進んでいくよ。
経歴詐称発覚の流れ
- ①派遣先で経歴詐称の疑惑が出る
- ②派遣会社が事実確認を行う
- ③結果を派遣先に伝える
- ④「申し訳ありません、終了させてください」と派遣先に伝える
- ⑤派遣スタッフを解雇
経歴詐称してバレた場合
ここからも分かる通り、派遣会社の立場からすれば「ばれたら大ごと」だけど、「派遣先にばれないなら放っておこう」というのも本音なんだ。
自分達の信用問題にも関わるから、できるだけだ大ごとにはしたくないしね。
また、あからさまに詐称と分かったしても、スタッフが「正しい」と言い張ったら、詐称を証明するのは難しい。
前職会社に確認して「在職してません」と言われても、スタッフが「その会社が間違っている」と言ったら、証明できないのが日本だからね。
裁判したらシロクロつくけど、そこまでは発展しない可能性が高いんだよ。
ただ最悪は、解雇になったり犯罪に発展する可能性があることを覚えておいてね。また解雇となった場合は「過去に問題を起こした人」としてデータが残るので再登録は難しいよ。
派遣会社の本音 多少の拡大解釈程度ならバレなければ問題ない
個人の手に負える範囲なら
経歴を盛るのって、今のままじゃ希望の仕事紹介を受けられないから、少しでも良く見せてチャンスを広げようとしてるってことだよね?
個人的な見解では「絶対にバレないなら多少盛る」程度は問題ないよ。
そもそも「派遣先は選考をしてはいけない」のが派遣の法律なんだから、経歴や年齢によって左右されるのはおかしいこと。
だからって訳ではないけど、自分の手に負える範囲であれば、拡大解釈アピール程度はOK。
派遣会社をごまかせるくらい上手に経歴詐称できるのであれば派遣先でも発覚しないし問題ないからね。
逆に言えば、本当にそのスキルや経歴を持っていても、とてもそうだと思えないような人は問題だからね。
ただ手に負えない範囲の拡大アピールをした場合、ばれて逆効果になることも。
もしバレた場合は最悪大問題になることも覚えておいてね。あくまで絶対にバレない範囲で少しくらいという意味だよ。